はたちのつどい
福岡市では、16,676人の方が本年度、20歳を迎えられました。
おめでとうございます。
毎年、成人の日の記念行事に市議としてお招きいただいていますが、福岡市では、対象となる20歳の若者が自分たちで実行委員会を立ち上げ、企画から運営まで取り仕切っています。
本当に、毎年楽しませていただけますし、感動します。
今年のテーマは、「20(はたち)〜はじまる 多様な未来への 挑戦〜」です。
これからの多様な未来に希望を持ち、それぞれの人生に新たな気持ちで挑戦していこう!という想いを込められたそうです。
さて、福岡市ではここ近年、20歳人口は16,000人台で横ばいですが、この成人の日の記念式典の参加者はコロナ前は約9,000人でしたが、それ以降、4,000人に満たない状況です。おそらく今年も同様だと思われます。
毎年、この場にいながら、ここにいない人たちのことに思いを馳せます。
意思を持って参加しないことを決めた人もいれば、
病気や怪我で行けなくなった人もいらっしゃるでしょう。
悩み、迷い、躊躇い、心が行きつ戻りつした人もいると思います。
そして、20歳まで生きれなかった人もいます。
最後は、「はたちの主張」としてメッセージが披露されました。
ここにアップした動画には映っていませんが、「産む決断をしてくれてありがとう」というメッセージが流れてきた時は、命の決断をしなければならなかった母親の葛藤やそれを知った時の本人の思いなどを感じ、込み上げてくるものがありました。
あなたの命、どんなものより大切です。
全ての若者に、あなたの存在にまずは価値があると伝えたい。
2年前の秋に、18歳で自死した友人の子を思いながら、人の命の重みを感じた「はたちのつどい」でした。

