12月議会が閉会しました
本日、福岡市議会は12月議会が閉会しました。
今回は一般質問もしたり、意見書の討論をしたり、最終日までバタバタ!
最終日の今日は、会派を代表して「生活保護基準の緊急的な引き上げを求める意見書案」に対しての討論で賛同しかねる意を表しました。
え?市民クラブも今まで生活保護制度の見直しを求めてきたのではないのか?と思われると思いますので、説明をします。
私たちも新型コロナウイルス感染症拡大や物価高騰に伴う影響が多岐に及んでおり、国が緊急的な対策や支援を実施すべきだと思っています。しかし、その一方でこの緊急の課題は、生活保護世帯だけでなく広く一般市民のもとにも及んでいます。まずは、生活保護世帯のみならず、困窮している多くの国民に及ぶ総合的な施策を実施すべきだとの考えからです。
また、本意見書案では「生活保護基準を緊急に2013年以前の基準に戻すべき」だとされていましたが、調べてみると、一律に戻すことになると、母子世帯や高齢者世帯の中には不利益を被る世帯が出てくることが分かりました。そこは守らねばなりません。
このような理由から私たちは、生活保護基準の緊急的な引き上げのみならず、総合的な物価高騰対策の仕組みの見直しが重要であると考えています。
実は、昨日、厚生労働省から「生活困窮者自立支援制度及び生活保護制度の見直しに関するこれまでの議論の整理(中間まとめ)」が公表されました。
誰もが健康で文化的な最低限度の生活が送れるよう、今後も国の動きも注視していきます。
さて、議会が終わるたびに発行してきた「市議会定期便」も第15号になります。年明けにはお届けできるように鋭意作成中です。
