12月10日は「人権デー」
12月10日は「人権デー」です。
1948年(昭和23年)12月10日に「世界人権宣言」が採択されたのを記念し定められたもの。また、毎年12月4日から10日までは、「人権週間」です。
私たちは、当たり前のようにすべて国民は法の下に平等だと教えられてきました。出身地での差別はなく、男女平等。一人ひとりの人権が守られる社会。そんな「日本」を教えられ、「誇り」を持って生きていくことを疑いませんでした。
でも、就職活動で女子学生は直感的に日本の矛盾に気づきます。女性は、その後、仕事、結婚、育児、地域での付き合いなどの中で憲法第14条の矛盾を抱えて生きていかねばなりません。
ほかにも同和問題、外国人へのヘイトスピーチ、障がい者への偏見、いじめ、児童虐待、インターネット上の人権侵害、ハンセン病問題など、様々な人権問題が依然として存在しています。
現在、法務局から委嘱を受け、人権擁護委員をしています。
電話相談、子どもたちのSOSミニレターへの返事、小中高校の人権教室の講師、人権啓発イベントの運営などの活動をしてきました。
そんな活動も4年目ですが、人権問題の解決に特効薬はないことに気づきました。
これからも地道に伝え続ける以外にないのだなと思います。
人権デーに際して、心を新たにしています。


