自治労福岡総支部での会合でご挨拶
自治労福岡総支部での会合でご挨拶の機会をいただきました。
自治労というのは、自治体や公共サービスで働く人たちの労働組合です。私も組合員でした。その頃から含めると12年のお付き合い。
公務の現場を当事者としても、議員をしても見てきたことになります。
この数十年間で急激に進んだ民営化や非正規化によって、公務が悲鳴を挙げています。
特に、感染症や自然災害の対応、福祉の現場、教育の現場での人不足は深刻です。
一時期の公務員バッシング(公僕だからと必要以上に責められる、高給取りだと非難される等々)がエスカレートすると大阪のように公務員削減や賃下げ、公共施設の廃止などにつながります。結果的に、コロナ禍で大阪の保健所機能は麻痺しました。
この度、福岡市の市政に関する意識アンケートが発表されました。「福岡市は住みやすい」と回答した人は96.2%。けれども、就業機会の多さ、福祉の充実、教育環境、地域の連帯などは半数くらいの人しか満足していないという実態。
福岡は美味しい食べ物もあります、買い物も便利です、自然環境も豊かです(上位3位の項目)。
でも、住民のための行政が本当に機能しているのかを測る物差しはこれとは別です。
公務は私たちの暮らしと直結するものです。
必要な公共サービスが量、質ともに充実していなければ、その街に住む人たちの幸せはありえません。
公共サービスの充実には、公務員の働き方を守らねばならないと思うのです。
