北九州平和資料館訪問
前回の投稿の続き
北九州市平和のまちミュージアムを後にして、その足で若戸大橋を渡り、若松に向かいました。
市営バス案内所の3階にひっそりとある「北九州平和資料館」。
ここは、市民が作った資料館です。今年で26年目だそうです。
中に入ると、当時の情勢を知る貴重な資料や、手で触ることのできる軍服や生活道具が展示されていました。
「翼賛会議を確立せよ!」と呼びかけるチラシ、毒ガス工場の写真、市民の取り調べ分厚い調書。
北九州市平和のまちミュージアムで感じた思いとはまた別の、背中に感じる重たいものを感じました。
そう、私たちは、被害者であると同時に加害者だったということです。
先の戦争は、結果として日本は大きな被害を受けました。
でも、その原因は、軍国主義になっていく社会の流れ、国民の中の同調圧力など、日本人の中にあったのかもしれません。
その証拠をまざまざと見せられた気分でした。
北九州市平和のまちミュージアムで感じた「違和感」がここに来て、はっきりと判った気分でした。
この北九州平和資料館は、8月25日に現在の場所は閉館するとのことですが、別の場所へ移転をし、再開されるとのことです。
