水平社宣言からちょうど100年
今年は、日本で初めての人権宣言と言われる水平社宣言からちょうど100年。
「人の世に熱あれ、人間に光あれ」という人間の尊厳と平等への願いが込められた言葉は有名です。
不当な差別を長きにわたって受けてきた方々の痛いほど悲しい思いが込められた宣言。私たちは、すべての人間が差別を受けることなく、人間らしく生きていける社会を実現させてきた…はず。
しかしながら、それから100年たってもいまだ解決しない部落差別。女性、外国人、病気、障がい者への差別も根深さを感じます。
本日の議会で、私たちの会派を代表して、宮浦議員が「人権行政の推進について」一般質問しました。
私たちの会派は、ヘイトスピーチを許さない条例の制定に向けて求め続けてきました。しかしながら、いまだに福岡市では条例の制定に至っていません。
最近はインターネット上で差別的な書き込みなどもあふれています。あきらめずに、取り組んでいくしかありません。
写真は、『水平社50年史』(1971年刊)の表紙。先日の勉強会で実物を拝見させていただきました。
それから50年。これから50年。
どんな社会を私たちは次の世代に渡していけるのだろう。
