「自主防災組織リーダー研修会」

福岡市南区の防災士の成瀬です。
九州北部が梅雨入りした6月11日。
区内の公民館にて、「自主防災組織リーダー研修会」が行われ、防災士としてお手伝いへ行ってきました。
南消防署から火災についての講話を聞いたあと、災害時の決断ゲーム「クロスロードゲーム」の開催!
問題の例として、
Q 避難所に300人いますが、200食分の食料しか届いていません。配布するか?それとも配布しないか?
Q 避難所ではまだ食料の配布がまだです。あなたは非常袋に食料を持ってきました。家族だけで食べるか?食べないか?
などなど。正解のない究極の選択!
そんな難問を各テーブルで議論を深めるには、テーブルファシリテーターの役割も重要というわけで、
・少数意見を大切にする
・即決した人にはその理由を聞く
・最後まで悩んだ人には何に悩んだのか聞く
・地域で地位の高い人や声が大きい人の意見ばかりが大きくならないように、話す順番を工夫する
など、一人一人の判断を尊重し、少数派の意見や要望を取りこぼさないための土台をしっかり作ることが大事。
実は今回の参加者は、地域のリーダーの皆さんが対象者だったので町内会長さんなどがほとんど。そうなると、女性の割合は3分の1ほど(この校区はそれでも多い方だと思います)になり、そこに子育て世代がいない状態に。
各世代の声が伝わる組織作りが日頃から必要です。
今年の梅雨入りは平年より7日遅く、昨年より31日遅いとのこと。雨も必要。本格的な夏を前に恵みの雨となればいいけれど、最近の雨は局所的に恐ろしい降り方をして、時に災害を引き起こします。
非常袋の中身をチェックして、マイタイムライン(防災行動計画)を家族で確認する時間をぜひ各ご家庭で共有してくださいね。
、「no yes」というテキストの画像のようです