憲法記念日
5月3日。今日は憲法記念日。日本国憲法が施行されて、75年です。
今年ほど、憲法9条の意義を深く感じたことはありません。
改めて、読んでみます。
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
平和を守るこの条文が、今、揺らいでいます。
ロシアによるウクライナ侵略を受け、戦力をもたねば自国を守れないという考えが広がっているためです。
地域でや街頭で政治活動をする中でもそういう考えの方が多いことを感じます。
みんな不安なのでしょう。
でも、戦力や核をもつほうがもっともっと不安です。
戦力を持つということはどういうことなのでしょう?
誰かが戦地に行くことです。あなたが行くのですか?子どもや孫が行くのですか?その人は誰かの家族です。
核を持つことはどういうことなのでしょう?
この国のどこかで核を作り、実験するということです。あなたの住んでいる地域ですか?隣の地域ですか?そこでは誰かが生活をしています。
戦力や核を持っても、何も解決しません。
「戦争反対」とプラカードを掲げても何も変わらないと諦めたり、冷ややかに見る人たちの存在も感じます。
それでも、そこに歯止めをかけようと意思を表出する人が増えれば、私たちの国は、リーダーを変えることができます。しっかりとした外交ができるリーダーが必要です。
それを変えるのは、やはり選挙しかないのだと思います。
リーダーを間違えると、独裁国家、軍事国家へ突き進みます。
この時世のなか、大切なことは何か、一人ひとりが考える日にしましょう。
本日付の西日本新聞で「戦争への道を許さない福岡県フォーラム」として、「平和憲法を未来へ。武力で平和は作れない」とする意見広告を出しました。
決意や勇気をもって名前を出した方の背景に無数の意思を持った方々がいるはずです。
そんな方たちと私は、平和を守りたいと思います。


