資料展「引揚港・博多」リニューアル!
博多港は戦後、139万人の日本人引揚者を受け入れ、朝鮮半島や中国の人々50万人を故国へ送り出した日本最大の引揚港です。博多港に引き揚げてきた方々等から寄贈いただいた貴重な資料の常設展示が福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)内にあります。常設展示が始まってこの10年間、一度も資料の入れ替えが行われていませんでしたが、このたび、展示入替検討委員会を経て、3月29日にリニューアルしました。
早速、足を運んでみました。
展示の場所は変わりませんが、ふくふくプラザのホールに来られた方が、すぐに分かるような大型の展示エントランス(写真)や、写真入りの目録ブックの設置、実物大の引き揚げ親子のマネキン展示など新しいものもありました。
ただ、やはり求めたいのは、平和資料館の設置。
資料のデジタル化や既存施設での常設展示など今すぐに取り組めることを要望するとともに、引き続き設置に向けて取り組みを進めていこうと思っています。
