3月11日。14時46分
本日、3月11日。14時46分。
福岡市役所でも、市民、職員、議員が黙祷を捧げました。
2011年、その年の2月まで、関東で暮らしていました。
数週間前まで生活していた街で、火災が起きました。職場だったすぐ近くのビルのガラスが散乱していました。都内から歩いて帰宅する人たちの群れを見て、見慣れた風景に自分の姿があるような気分になりました。
福島原発の事故後、すべての原発が停止した時期があります。
社会が変わっていくかもしれないと感じました。
しかしながら、抵コストで安定的に発電できるエネルギー源だとして、自民党政権は原発を再起動させていきました。今、国内で5基の原発が運転中です。そのうち、2基は九州にあります。
地震や大雨の自然災害は増えています。
原発が動いている限り、第2、第3の福島の悲劇が繰り返させるかもしれません。
そして、今、ロシアのウクライナ侵略。
チェルノブイリ原発の電源喪失(昨日、復旧したとのニュース)は、原子力が戦争利用される恐怖を感じました。
2011年3月11日。あの日、あの場所にいたのは私かもしれません。
日本中、どこで災害が起きてもおかしくない近年、災害現場にいる当事者は私たち自身だと思うと、無関係ではいられませんでした。
昨年、防災士の資格を取得しました。
地域の防災を考える。
家族の命を守る。
自然の脅威に人間は立ち向かうことはできません。
でも、私たちは知りました。知ることで準備ができること、語ることで繋がることを。それは乗り越える力に変わります。
今日の日を忘れない。
※写真は、今年1月に福岡市役所15階の職員食堂跡に開設した新災害対策本部室の入口。
