国際女性デー! 天神でスタンディングとリレートーク

3月8日は国際女性デー!
夕方から、天神で市民グループの仲間たちや、同僚の議員と一緒にスタンディングとリレートークに参加しました。
 
インターンの学生たちや、以前に私たちのイベントに参加してくれた学生たちも一緒に、マイクを握ってくれました。
 
私は、大学3年生の頃まで、この国は男女平等だと思っていました。でも、就職活動をする時期になって、初めてこの国の、この社会の建前と本音に気づきました。
私たちの世代は、男女雇用均等法以降の世代です。法律にのっとって男女平等な就職活動ができると思っていました。
ところがです!当時、就職情報誌が就職活動の必須アイテムなのですが、男子学生の家には段ボール箱で送られてくるのに、女子学生には一切そのような情報提供がない!おかしいな…と思った最初の経験です。
 
でも、今考えると、それまでも学校での男女別の名簿とか、生徒会長はなぜか男子で、運動部のマネージャーは女子ばっかり。家の棟上げで屋根に上れるのは男兄弟だけとか、当時は「あたりまえ」だと思っていたことが、実は、ジェンダー差別だったんですね。普段の暮らしや学校生活の中でその差別の構造はすぐ隣にありました。
 
それから、社会に出て、結婚して、子どもを産んで、育てて、そして議員になって、まぁ、何をやっても、ジェンダーを感じる場所ばかりでした。
例えば、非正規雇用の問題。シングル女性の問題。
晩婚化や高齢出産の影響で子育てと介護の両方を担わなければならないダブルケアの問題。
夫の長時間労働や単身赴任などで育児参加が期待できず、妻が一人で子育てをしているワンオペ育児の問題。
すぐに思いつくだけでこんなにも多くの女性の課題があります。
 
だって、知ってます?今、この国のジェンダーギャップ指数、世界156か国中120位ですよ。今年の順位が多分、この3月に出ると思いますが、実感として、何も改善されていないどころか、コロナ下でますます、日本の女性たちは苦境に立たされていると感じます。
 
手元のプラカードには、
 
自分の名前を持とう。
自分の仕事を持とう。
私たちは、自分の人生を生きたい。
 
と書きました。
私たちが感じるもやもや、少しだけ声に出せた国際女性デーでした。