子どもの人権とSNS

今週は、子どもの人権教室で福岡市内の小学校を訪ねています。
 
子どもの人権の中でも、スマホや携帯の使い方について、お話しさせていただきました。
小学生でもSNSを利用している子は少なくありません。コミュニケーションのトラブルや、なりすましによる事件、使い過ぎによる健康問題など、子どもたちのスマホや携帯電話の使い方に先生方も心配が絶えないようです。
 
SNSは簡単で便利なツールですが、電話や対面と違って、言葉の「温度」が伝わりにくいもの。たとえば、「ありえない」とか「やばい」とかいう言葉に対して、文字通り悪い意味もあるし、「すごい」という賞賛の意味が含まれていることもある。
 
そんなコミュニケーションのずれが、仲間外れやいじめを生み、最悪の場合は自死に至ってしまうこともあります。
 
そもそも、携帯電話は、いつでも、どこでも、大切な人と繋がるためのツールだったはず。
それが、人との分断を生み、悲しい結果になるような話は絶対にあってなならない。
そんな思いで、この人権教室が開催されています。