「労働者協同組合」って?
知っている人は知っているけど、知らない人は全く知らない新しい法律!「労働者協同組合法」が昨年12月に成立しました。
「労働」とか「組合」という言葉につられて、つい、労働組合やユニオンをイメージしてしまいますが(私もはじめ、そう思って興味を持ちました~)、それとは別ものです。
労働者協同組合は、ワーカーズコープとか、ワーカーズコレクティブなどと言われることもあります。生協とかもそうですね。
これまでの働き方は、経営者がいて(株式会社の場合は株主もいて)、その指示や命令で労働者はサービスや生産をして対価として賃金を得ていました。いわゆる「労働契約」です。しかし、そこには、圧倒的なパワー格差があり、非正規労働や偽装請負、さらには単発の業務を請け負う「ギグワーク」と呼ばれる労働形態など働く環境の悪化が深刻になっていました。
そんな働き方では、いつまでたっても誰もがいきいき働くことができる環境はできません。
そんな現状を打破する一手として、労働者協同組合に期待が寄せられています。
先進的な取り組みをしている広島市では、法律ができる前から、地域コミュニティの再生を目指して地域の方が協同労働で活躍しています。
ただし、これが地域の自助を求めるようなものになってはいけません。
私たちは、一貫して「お互いさまに支え合う社会」を目指してきました。そして公助の重要性も訴えてきました。
法施行を前に、行政が取り組むべきことやこの法律の意義などを一般質問では尋ねていくつもりです。
