2学期が始まりました。つらい子は助けを求めてください

福岡市内の公立学校は8月27日(金)に始業式が終わり、週明けの明日から実質的な2学期が始まります。
 
福岡市は緊急事態宣言の中ですが、一斉の臨時休校は行わず、時差登校、短縮授業、分散登校、オンライン授業の選択、部活動の中止の続行などで学びを止めない対応がとられることになりました。
 
コロナ禍での不自由さもさることながら、もともと学校は窮屈で、ストレスも多い場所だと感じている子どもたちも決して少なくありません。
悲しいデータですが、子どもの自殺が年間でいちばん多いのは9月1日(以前はこの日が全国一斉始業日だったので)。2学期が始まる日に、「非常口」を見つけられない子どもたちが命を落としているのです。
 
昨年は小中高生の自殺者が過去最多。今年は7月までに自殺した小中学生や高校生は、年間で過去最多となった去年の同じ時期を上回っています。
 
実は、昨年、友人の子どもが18歳で自死しました。
その時の状況、遺書の内容、学校の対応、この間、多くの情報を共有させてもらいました。
一人で苦しんできたことに胸が引き裂かれそうになりました。
 
二度と同じような子どもを出してはいけません。
学校以外に居場所があることで、命を支えられます。
 
私も人権擁護委員として「子どもの人権110番」や「子どもの人権SOSミニレター」で相談に応じています。
 
そのほかにも、厚生労働省がまとめているSNSやチャットなどで相談を行っている団体の一覧もあります。
 
今日の西日本新聞にも掲載があります。
 
助けを求めてほしい。
ところで、改めて「学校」という言葉を調べてみました。
「校」という字に、「比べ調べること」という意味があるのだと。旧来の学校の体質、ここからきているんですかね?
多様な学びを広げることも一緒に考えていけねばならないと考えています。