非正規公務員(会計年度任用職員)の実態と課題~官製ワーキングプアの女性たち

20年前から働く女性を取り巻く問題を考える市民グループに参加しています。今日は年に1度の総会と記念講演。
 
「官製ワーキングプアの女性たち」というテーマで、非正規公務員(会計年度任用職員)のことについてその実態と課題について学びました。講師は関東からリモートでご参加いただきました。
 
私自身も議員になる前は、その当事者。
年収200万円台、1年雇用。雇止めの年には再度試験を受けないと働き続けることができませんでした。さらに、休暇制度も正規職員とは違っているし、残業代も出ない。
そんな働き方は、単に当事者の処遇だけの問題ではなく、公共サービスの質そのものにつながります。
 
今日の記念講演には、当事者の方々から切実な訴えや質問も相次ぎました。私も当時を思い出して、その悔しさ、情けなさ、辛さ、悲しさなどの感情が蘇りました。
 
それぞれの職場で孤立している非正規公務員の人たちがつながり、声を挙げられる場所が必要です。
労組の力も大きいのですが、そこにアプローチできない人たちも多いことを考えると、私たちのような市民グループが担う役割ももっとあるのかなと思っています。
 
12日から福岡県下も緊急事態宣言が発令されます。リアルで集まれる機会がまた減ってしまいますが、今日はつながる大切さをあたらめて感じた一日でした。