選挙公約の検証(その2)

任期折り返し前のこの時期に、6回にわたって進捗状況と今後の課題についてお伝えしています。
 
 
順不同ですが、今回は➍について。
「市民の声が届く福岡市へ」実現するために、具体的には、以下の3項目を掲げました。
 
==========================
1 市民の声を集め、議会へつながる活動をします。
2 開かれた市政を目指し、情報公開の充実、公文書管理の整備を進めます。
3 行政の手が届かない分野で活動している市民団体を支援します。
==========================
 
1については、日ごろから「成瀬えみ市政の窓口」において対面相談、電話相談など行ってきました。気候のいい季節には、事務所の下にテントを広げて「青空相談室」を開催することもあります。また、議会が終わるたびに「立憲カフェ」として市政報告会を開催してきました。緊急事態宣言が解除されたら再開の予定です。
さらに、今年度はコロナ禍の中、Webによるアンケートや他自治体の議員有志と連携して相談会を実施するなど広く市民の声を拾ってきました。
そのご意見やご要望は、5回に渡る市長要望につながっています。
今後も現場の声を丁寧に拾いながら、ボトムアップの市政を進めていきたいと思います。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
2については、たとえば、自衛隊への名簿提供問題や男女共同参画課と女性活躍推進課のアミカスへの移転事案に関して、審議委員会の内容について情報公開を求めました。また、その広報についてその方法を適正に行うべきと要望を続けています。
広報課や広聴課を所管する総務財政委員会に所属していますので、当局と頻繁にやりとりすることで、より明確で適正な情報公開を求めていきます。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
3については、特に、男女共同参画、防災、環境、美化活動、労働者支援、教育問題、人権問題、子育て支援などの分野で活動する皆さんと一緒に汗を流し、ともに考えてきました。
また、市民団体が十分に活動できるよう、審査方法や制度の改善も求めてきました。
なお、新しい生活様式のなかで、市民活動もオンラインで実施されることも多くなってきました。公共施設などの活動の拠点におけるインターネット環境の充実を当局に求めています。まず、来年度は公民館の整備が進むことになりました。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
というような進捗です。割合にしたら概ね60%くらいでしょうか。
 
2年前に「いちばん身近で頼れる存在へ」を掲げ、皆さんから負託をいただきました。ボトムアップの市政を実現するには、小さな声を個人の問題だと矮小化せず、社会の仕組みや制度の歪みを正していかねばなりません。
今後はさらに、まだ十分にキャッチできていない若者などの声を拾う工夫をしていきます。