安全・安心なインターネットの利用のために

先日、人権擁護委員の相談日でした。
インターネットでの誹謗中傷に関する相談があとを絶ちません。
3月に公表されたの法務局の「人権侵犯事件の状況について」の報告書でも、インターネット上での人権侵犯事件は過去2番目に多い件数を記録しています。
現在、「プロバイダ責任制限法」の改正が進められています。安全・安心なインターネットの利用のために法的な整備が必要だと思う一方、表現の自由を国が管理することに危うさも感じます。
指先一つで、匿名性の高い場所でやりとりされるインターネット上での誹謗中傷は、誰でも加害者にも被害者にもなりえます。そして、そのやりとりを見ている私たち傍観者もまた加害者になりえます。
自由と責任はいつも表裏一体でなければならないことを考えると、法整備だけでなく私たち一人一人の自覚が必要だと思います。
インターネットの知識や啓発を今後どのように進めていくべきなのか、9月議会でも取り上げようと準備しているところです。
写真は、人権イメージキャラクターの「人KENまもる君」と「人KENあゆみちゃん」。あのアンパンマンで有名な漫画家やなせたかしさんのデザインなんですよ~。