不合理な校則の見直しを

明文化されているいないに関わらず、学校には不合理な校則が多い。

・靴と靴下の色は白のみ。
・下着の色が決まっている。
・ポニーテール禁止、ツーブロック禁止、前髪は眉毛の上。
・靴下の長さが決まっている。
・他の学年の階に行ってはいけない。
・ジャージの裾を折ってはいけない。などなど…

いやはや、びっくりしたり、顔をしからめたりするものばかり。

実は今、こんな校則を見直す動きが広がっています。
きっかけは、福岡市の標準服が今年度から一新されたことによるもの。
70年間変わることのなかったセーラー服と詰襟の学生服が、選べる標準服に変わり、今年の夏服は、色味のあるシャツも認められた学校もあるとか。白と黒だけだった世界が変わり始めています。

今日、ふくおか教育を考える会協議会主催の「こんなに縛るって変じゃね? 教えて子どもの権利条約」で福岡市内の中学校でPTA会長をしていた後藤弁護士から、ここにやっとこぎ着いた経緯や今後の展望を伺うことできました。

私も、教育委員会とやりとりしていて、これまでの反省点がが見えたり、各学校へ調査が入っていたりすることが判明し、希望の兆しを感じています。

しかし、この闘いは終わったわけではありません。
過剰な管理の背景には、現場の心配や懸念が払拭されていないことがあります。また、子ども自身の意識が委縮していることも一因としてあり、それを解きほぐす時間も必要です。

後藤弁護士もおっしゃっていましたが、福岡市が変われば、九州中でその波紋が広がると思います。
そのくらい、歴史的な転換点を迎えているのだと思います。
親も子どもも、過去の中学生も未来の中学生も一緒にこの改革を進めていきましょう!

 (福岡市中学校の標準服のサンプル)