オンライン授業、コロナ以外の理由も対象に

新型コロナウイルス対策のひとつとしてのオンライン授業について、不登校など新型コロナ以外の理由による欠席者も利用対象に加えられることになりました。

私も担当課と数日にわたってやりとりをしてきましたが、多くの声が寄せられていたようです。
整備不十分の中、別の不具合や不平等が発生する事態もありますが、そのリスクは覚悟の上で教育委員会が決断したそうです。今後の対応として、学校間での対応差がないよう、そして、該当者一人一人に情報が行きわたるよう求めています。

ただ、不登校支援がこれで一件落着になったわけではありません。オンライン授業を希望する子どもたちは不登校初期段階や学校復帰間近までたどり着いていたり、画像や音声を比較的抵抗なく使えたりする子に限られます。
3,500人ほどいる不登校や病気療養中の子のうちオンライン授業が功を奏すのは限定されると思っておいたほうがいいと思います。

オンライン授業の前提はやっぱり人です。Face to Faceで課題を届けてくれる人がいて、声を聞いてくれる人がいて、そこに心を寄せる人がいるからオンラインというツールが選べる。

長い時間をかけて、今回のコロナ対応とは別の場で不登校のオンライン授業は検討されていたと聞いています。
やっと始まったばかり。
学校も社会もオンライン授業があるからいいじゃないかという風潮にならないように、もっともっと心を寄せないといけないと思っています。