「制服」ではなく「標準服」。強要すべきではありません
昨年、子ども議会(社会科特別授業)で「制服は必要か」というテーマで議論をしました。賛成派、反対派、ほぼ半々で様々な意見が出てきました。
制服いらない派としては、
・洋服で個性を表したい。
・制服がいやで学校に行きたくない子もいる。
・LGBTの生徒に配慮してほしい。
・私服の方がお金がかからない。
制服いる派としては、
・授業に個性はいらない。
・制服でどの学校の生徒かわかる方がいい。
・制服のほうがお金がかからない。
・服を選ぶ時間がもったいない。
・勉強に集中できる
・中学生になったら制服を着られると楽しみにしている
・洋服を選ぶことが苦痛
どちらの意見ももっともです。しかし、そもそも「制服」ではなく「標準服」です。あくまで標準なので、一人ひとりがその日の活動に合わせて着る服を考えればよいと思っています。
そして、その結果、「標準服」を着たいのであれば、その子は着ればいいだけの話です。
「制服」を着たくないという生徒の心をこんなに苦しめてまで、着用を強いるべきではないのです。
・制服ってなぜ着るの? (2020.5.30 西日本新聞)