5月19,20日は市議会臨時会です

コロナ関連の補正予算第2弾の審議のために、福岡市議会では、4月に引き続き、臨時会が5月19日、20日の両日に開催されます。

今回の追加支援策は50億円超。
休業等をしている店舗に対する追加の家賃支援や最前線で働いている人たちへの支援など。

本日中にも、福岡県は緊急事態宣言が解除される見通しですが、決してこれは安全宣言ではありません。ここから更なる緊張と新しい価値観に基づいた生活基盤づくりが必要になります。

本会議及び、委員会でしっかりと議論して、誰も取り残さない社会を作っていかねばなりません。

すでに今年度の予算は2月・3月の条例予算特別委員会で決まっていました。
コロナの影響はある程度は予測できていたのですが、予算執行を止めるよりも補正予算を付けることでなんとか調整をしていこうとしたために、今、大急ぎで補正予算の審議を行っています。それが臨時会です。

お金の出どころはではどこなのか?
国から?県から?あるいは寄付金で?
それもありますが、今回の補正予算の一番大きな出どころは、財政調整基金と呼ばれるお金です。いわゆるこれは市の「貯金」です。財政に余裕がある場合や決算で余ったお金を積み立てておいたものです。
そして、経済情勢の変動や災害発生の場合などに備えています。その額、令和元年度の暫定残高302億円。

今回はこの貯金を取り崩して、市独自のコロナ対策に充てています。

令和2年度当初予算で55億円使う予定で計上していましたが、4月のコロナ補正予算で74.4億円取り崩し。そして、今回の5月補正予算でさらに35億円取り崩します。
利子を足しても、貯金の残高は140億円という計算。

コロナ対策は一刻を争うケースもあります。出し惜しみすることなくここは手当をしなくてはなりません。
しかし、もし今、大規模な自然災害が発生したら?

何が正解か分かりません。でも、あらゆるシュミレーションをしながら議論を進めていかねばならない。
皆さんの声が頼りです。引き続き、お知恵をお貸しください。