「福岡市議會史」の中の「伝染病の対策強化」
「福岡市議會史」発行!
今回発行された第4巻・昭和編(二)、第5巻・昭和編(三)は、2012年から資料収集に着手し、まとめられたもの。
なんと2冊合わせて、厚さ13㎝!総ページ3000頁超!
なかなかの読み応えのある書物です。
目次だけ見ていってもけっこう興味深いです。
たとえば、
・板付基地から福岡空港へ
・新博多駅の開業
・市立動物園の開園
など、今、私たちが当たり前に思っているものの成り立ちを知ることができます。
そんな中で、「伝染病の対策強化」というページを発見しました。
昭和30年代から議論が開始され、昭和55年にこども病院・感染症センターが完成。
感染症センターでの病床数は。感染症関係は50床程度、伝染病関係は25床程度。さらに伝染病集団発生に対応するため、臨時隔離病室50~100床程度を確保するとの記録があります。
これだけの準備をしていた感染症センターがこども病院移転を機になくなってしまいました。
そして、現在、福岡市内には、感染症指定医療機関は3病院8病床です。
どう判断して結論が出たのか、もう少し深く掘り下げてみたくなりました。